小型犬に多いと言われ、6歳以上の高齢になるにつれて発症率が高くなると言われています。
好発犬種には特にチワワ、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、ミニチュア・ダックスフント、トイプードル、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどが挙げられます。
心臓には、心房と心室があり4つの部屋に分かれています。
心房と心室の間には”弁”というものがあり、左側の左心房と左心室の間にある”弁”を「僧帽弁」、右側の右心房と右心室の間にある”弁”を「三尖弁」と言います。この”弁”が閉じたり開いたりすることで心臓での血流の逆流が起きないように調節しています。
「僧帽弁閉鎖不全症」は左側の左心房と左心室の間にある弁が何らかの理由で変性し血液の流れに異常が起こり、血液をうまく送れなくなってしまう病気です。
進行すると咳や呼吸が苦しそう、倒れるなどの症状が出てきますが、初期は症状が分かりづらいため、気付いた時には進行していることが多いです。