循環器診察

循環器診察

循環器診察

近年ではペットの長寿化に伴い、高齢による病気の発症率が高まっています。その中でも心臓病は犬、猫共に死亡原因の上位を占めております。また、若齢であっても生まれつきの心疾患や心臓病を発症する可能性もあり、症状が軽い場合は気付くことが困難です。
さまざまな心臓病を早期発見、早期治療することで病気の進行を遅らせたり、発症を軽減することを期待でき、大切なペットの生活の質を高めることができます。

心臓病を疑う主な症状

  • 咳が出る
  • 呼吸が荒い、苦しそう
  • 疲れやすくなった
  • 散歩に行きたがらない、運動を嫌がる
  • 食欲がない
  • ふらつき
  • 失神する
  • お腹が張っている
  • 後肢が動かない、歩き方がおかしい

当院では、毎月第1、第3の金曜日に循環器専門医による診察を行っております。
気になる症状がある方、セカンドオピニオンで検査をご希望される方、健康診断で心臓の状態を診てほしいなど御座いましたらお気軽にご相談ください。
診察は完全予約制となっております。ご予約、ご相談はお電話にてご連絡ください。

循環器診察の流れ

  • 当院院長による診察

    通常の診察にて現在の状態を診察させていただき、循環器専門医による診察が必要か判断させていただきます。

  • 循環器診察のご予約

    診断が確定しておりセカンドオピニオンご希望の方、かかりつけ医からのご紹介の方は直接循環器診察のご予約となる場合がございますのでお電話にてお問い合わせください。

    診察日は金曜日となっております。現在多くの患者様がご予約されているため、予約時間をご指定させていただく場合がございます。

    キャンセルされる場合はお早めにご連絡ください。予約日の2日前以降のキャンセルにつきましてはキャンセル料(5,500円)を頂戴いたします。

  • 循環器診察当日

    初診で循環器診療をお受けになる方は、既往歴、服用中の薬、他院での診察結果などご持参いただけると診察がスムーズに進みます。

    <診療内容>
    まず問診、身体検査を丁寧に行います。
    初診で診察を受ける方は全身状態を診るために血液検査、レントゲンを行います。

    次に、心エコーによるドップラー検査を行います。心エコー検査は基本的に横向きに寝かせた状態で行いますが、動物への負担を最小限にするため状態によって無理のない姿勢で行います。検査は20分〜30分くらいです。

  • 診察内容の説明

    現在の状態をご説明し、病気の進行度合いによって薬の処方や追加検査、定期的な検査等ご提案させていただきます。

    <必要となる追加検査>
    ・心電図検査
    ・ホルター型心電図

  • ご精算・次回診察のご予約

    <基本料金>
    初診 16,500円(税込)
    再診 13,200円(税込)~

    別途、必要に応じて行った検査費用、治療、内服処方代などがかかります。

わんちゃんで多い疾患

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症

小型犬に多いと言われ、6歳以上の高齢になるにつれて発症率が高くなると言われています。
好発犬種には特にチワワ、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、ミニチュア・ダックスフント、トイプードル、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどが挙げられます。
心臓には、心房と心室があり4つの部屋に分かれています。
心房と心室の間には”弁”というものがあり、左側の左心房と左心室の間にある”弁”を「僧帽弁」、右側の右心房と右心室の間にある”弁”を「三尖弁」と言います。この”弁”が閉じたり開いたりすることで心臓での血流の逆流が起きないように調節しています。
「僧帽弁閉鎖不全症」は左側の左心房と左心室の間にある弁が何らかの理由で変性し血液の流れに異常が起こり、血液をうまく送れなくなってしまう病気です。
進行すると咳や呼吸が苦しそう、倒れるなどの症状が出てきますが、初期は症状が分かりづらいため、気付いた時には進行していることが多いです。

猫ちゃんで多い疾患

肥大型心筋症

肥大型心筋症

若い時に発症する先天的なものと、高齢になって発症する後天的なものがあります。
好発種には、メインクーン、ノルウェージャン・フォレストキャット、ペルシャ、スコティッシュフォード、アメリカンショートヘアなどが挙げられますが、特に多いのが短毛の雑種猫と言われているため、詳しい原因は解明されていませんが、遺伝などからではないかとも言われており、どの種類の猫ちゃんでも発症する可能性が高い病気です。
「肥大型心筋症」は心臓の筋肉が厚くなり、心臓内部が狭くなることで送り出す血液量が減ってしまう病気です。
この病気も進行していくと呼吸が荒い、血栓によって起こる後肢麻痺などさまざまな症状が出てきますが、初期では無症状なことが多いです。

お問い合わせはお気軽に

千葉の南子安動物病院は軽い病気の治療からCT・MRIによる検査や入院手術まで対応し、ペットホテルやリハビリ設備、トリミングサロンもご用意しております。駐車場を完備しているので遠方からもぜひご来院ください。

0439-54-1544

【診療時間】9:00〜12:00/16:00〜19:00
【休診】土曜・日曜・祝日は18:00まで